2009年3月25日水曜日
WBC
【ロサンゼルス(米カリフォルニア州)=田中充】野球の国・地域別対抗戦、第2回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で優勝した日本代表。戦いを終えた選手たちの表情はとても晴れやかだった。原監督をはじめ、選手全員が出席した一夜明けの記者会見も、笑いが交じる和やかな雰囲気に終始した。 [フォト]「侍ジャパン」と記されたウイニングボール 最初に笑いの渦に引き込んだのは、イチローだった。打撃不振に苦しみながら、最後に決勝適時打を放ったことに触れ、「個人的には最後まで足をひっぱり、韓国やキューバのユニホームを着たりしたが、最後にジャパンのユニホームを着て、おいしいところだけいただきました。ごちそうさまでした!」。 前回大会の優勝を経験し、そして大リーガーとして米国でも突出した実力を持つ背番号51。チームリーダーの役割も期待されたが、「チームにはリーダーが必要という安易な発想があるが、このチームには全くそんなものは必要なかった。それぞれが向上心を持って集まったチームは強いし、そういうもの(チームリーダー)はいらない」と言い切った。それでも、会見中の選手からは口々にイチローに対する感謝の言葉が飛び出した。 イチローは「侍ジャパンというネーミングではじまったが、それがハードルになった」と打ち明けた。「『私、アイドルなの』と言いながら、かわいくないと困るのと同じで、侍と言いながら勝てないのはまずい。最終的に勝って侍になれて、ほっとしている」と安堵(あんど)の表情も見せた。 日米通算安打数が、張本勲氏(東映、巨人など)の日本プロ野球最多記録の3085安打に、あと2本に迫る。今季は大リーグ新記録となる9年連続200安打がかかる。笑顔の旅立ちの先に、次なる戦いが始まる。
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